大切なお住まいを美しくよみがえさせる為には、施工店との充分な事前の打ち合わせが必要になります。建物の現状を認識いただき、施工法についてもご理解いただくことが「塗り替え」成功の秘訣です。

Question 施工店の方に、「シーラーで下塗りをする」と言われましたが、必要ですか?

Answer
必要です。塗り替えでは密着性を重視します。シーラーの役割は、1アルカリ押さえ効果 2吸い込み止め効果 3密着性向上です。ちなみにシーラーとは”覆い隠す”という意味があり、主に吸い込みのある素材に適応する下塗り材のことを指します。

Question 細かい亀裂がたくさんあり、きれいに直るか心配です。

Answer
ご心配ありません。下地の細かいひび割れを補修する材料としてフィラーがあります。フィラーは目止めという意味があり、本来の役割は躯体の細かいひび割れを埋めたり、表層を平滑にすることです。

Question 壁をさわると白い粉がつきますが・・・

Answer
これは、チョーキング現象(白亜化)です。熱、紫外線、風、雨などのために塗膜が劣化し、塗装表面が次第に粉状に消耗していく現象をいいます。

Question 外壁に長いひびが入っているのですが・・・

Answer
これは、塗膜の割れ(クラック)です。塗膜に裂け目ができる現象をいいます。下塗り塗膜または素地に達している深い割れをクラック、塗膜表面の浅い細かいひび割れをヘヤークラックといいます。

Question 新築の時と、屋根の色が随分違うように思うのですが・・・

Answer
これは、変退色です。塗装した後、塗膜の劣化によって塗膜表面の色が減退したり何らかの原因で元の色と異なった色に変化する現象です。

Question 門扉(鉄部)の”サビ”が気になるのですが・・・

Answer
ご心配いりません。ペーパー等でサビを除去した後、変性エポキシサビ止め塗料を塗装します。サビ落しを充分にすることが後々のもちに大きな差となって出てきます。

Question 塗料は、厚く塗るほうが良いのでしょうか?

Answer
一回に塗る量や厚さは、塗料の種類によって決められます。一度に厚く塗ると、だれ・つやが不均一だったり、乾燥不良など仕上がりが悪くなります。

Question 塗料は、よく薄めたほうがキレイにぬれるのでしょうか?

Answer
膜厚が不足し性能(弾性・耐久性)が発揮されません。また薄めすぎると、塗料が易くなり仕上がりも悪くなります。各塗料の定められた規定に従った使い方が必要です。